自分の写真ブログを作ろう
写真ブログを作ろうと思い始めたのはもう10年くらい前からのことです。
運よく撮れた「これ、いいかも」の一枚を、誰かに見てもらいたい。ただそれだけ。
公開ブログサービスもいくつか試しましたが、見た目から入るタイプの私には汎用的なレイアウトがどうしても気に入らず、だんだんやる気がなくなってしまう。
InstagramとかのSNSもやっていますが、そこは写真はあくまで手段で、ヒューマンネットワークがメインの世界。
現実世界と同じく、「人間との関係」で面倒くさいこともあったり、切ない思いをする時もあったりします。
特に、いきなりフォローしてきてはフォローバックしたらすぐに外す人たちはホントやめて欲しい (;´Д｀)
まぁ、なんだかんだ言いながらも、魅力的な人やインスピレーションされる写真にも沢山出会えるメリットの方がもっと大きいから続けていますが、
カメラオタクとしてはどうしても受け入れられないのが「小さいサイズでしか見られない」ことです。
勝手に小さくリサイズされたり、切り取られたりして、手のひらサイズのスマートフォンのディスプレイに最適化されてしまう。
何故そこが不満かと言いますと、写真にはある程度の大きさでしか見えないものもあると思うからです。
色や明暗のグラデーション？ダイナミックレンジ？描写の自然さ？は？なにそれおいしいの？？だって、こんな小さな写真じゃ見えないもん (;´･ω･)
話が少し逸れますが、カメラを使う人がどんどん減っているのは、「スマホのカメラもよく写るようになったから」だけではなく、「すべてをスマホで見るようになったから」というのも大きく影響していると思います。
ちゃんとしたカメラで丁寧に撮った写真も、スマホのフィルターまみれの写真も大差なしに見えてたら、そりゃあ大金払ってわざわざ面倒くさいことしようとしませんよね。
「みんなが見ているディスプレイデバイス」に何らかの凄い進化が起きたりしない限り、カメラに興味を持つ人はどんどん減っていくでしょう。
別にそれが悪いことだとも思っていませんし、今更大きいディスプレイこそが正義だからみんな使いましょうと主張するつもりでもありません。
ただ、自分の写真が「インスタに、インスタサイズでしか存在しない」というのもなんだか切ない。
そして、インスタと言えば「いいね！」でしょう。
なんだかんだ言っても、いいね！を貰うとやっぱり気持ちいい。誰かがフォローしてくれると嬉しい。自分の写真が認められた気分になる ヾ(*´∀`*)ﾉ
「べ、別にオレは、そ、そんなこと気にしないから！」とクールなふりしていましたが、すいません、それ真っ赤な噓でした。やはり、人に認めてもらう（という気分になれる）って凄く嬉しいことですもんねー
で、どんどんその嬉しさを求めれば求めるほど、だんだん写真が楽しくなくなってくることにようやく気づいたのです。実はこれがブログを始めた最も大きなきっかけになります。
人のいいね！ではなく、自分が好きな写真が撮りたい
今回は自分の好き勝手にやってみたくて、思い切ってブログそのものを一から作ってみましたが、いやーなかなか大変でしたね。
一応（？）プロのプログラマーですから、作ること自体はそれほど問題ではなかったし、コロナのせいで飲み会や外出も減って、皮肉にも作業する時間も充分でした。
本当の問題は、そもそも自分が何がやりたいのか、何を作りたいのかを、分かっているようでよく分かっていなかったことです。
製作期間1年のうち8割くらいは、あれでもない、これでもないと迷走するのに費やしてしまったのです。
自分が何がしたいのかをはっきりして、それを忘れず進めていくことってホント大事なことだなと改めて思い知らされました。
それは写真も同じで、自分が好きな写真、撮りたい写真が分かっていたようで実はよくわかっていなかったのです。
数字で見えるいいね！やフォロワー数を意識し始めてから、さらに良く分からなくなってきました。
いいね！がいっぱいつく人を羨んだり、妬んだり、最近流行りのスタイルを無暗に真似してみたり、そうやっているうちに「いい写真」の判断基準が自分ではなく他人になっていたのです。 これじゃ幸せにはなれない。
もちろん、自分の写真がそれほど上手くないことくらいは自覚しています。
このブログに載せたくて、久しぶりに昔の写真を開いてみたら、自分の下手さ加減にびっくりしたくらいですから（涙）
でも、なんとなく「撮ろうとしていたイメージ」は今と変わらない感じがしたのです。その撮りたいイメージってなによ？と聞かれたら、今の自分ではまだまだはっきりした言葉では表せませんが、これからもその答えを探して道を進めていきたいと思います。
10年、20年後に、「ワシが一生をかけて求めてきたイメージはなぁー」とカッコ良く言える日が来るかもしれませんしね。(笑)
そして、この広い地球のなかには、こういう未熟な私の写真でも、そこに込められた想いを感じてくれる、共感してくれる人がきっとどこかにたった一人でも居ると信じています。そう信じたい！
その人に届きますようにと願いを込めて、ゆっくり想いを発信していきたいと思います。
お暇な時に、たまーには遊びに来ていいただければ嬉しいです！
では、宜しくお願いします。
