2022

The last roll of Lomography

2024-02-19

2024年現在、新品で手に入る数少ないフィルムカメラの一つ - LOMO LC-A+
個性あふれる独特な描写は好みが分かれるところですが、フィルム写真に求めているのは「よく写るか」ではなく「いかにエモく写るか」だと思う自分は、結構好きです。

が、そんなLOMO LC-A+の写真、いや、私のフィルム写真は、おそらくこれが最後のショットになると思います。
フィルム代や現像代がどんどん高くなってきて、これ以上ついていくのが厳しく感じたのが理由の一つ。
もっと根本的な理由は「結局、スキャンしてデジタルデータとして扱っているのに、そもそもフィルム写真にこだわる意味があるのか」という疑問に自分の答えがなかなか見つからないまま、長い間モヤモヤしていました。そこにフィルムの値上がりがとどめを刺したというのが正確な理由ですね。

もちろん、フィルム写真の良さ、楽しさを否定するつもりは欠片もありません。
ただ、フィルム風にレタッチした写真を「ニセモノ」だと少しバカにしていましたが、そうしたら、フィルムで撮った写真はとにかく偉いのか?という疑問が生まれて、だんだんモヤモヤが加速してきたので。。。

まぁとにかく、いつかその疑問の答えが見つかるまで、しばらくフィルム写真は休みにします。

少しマイナーで作品性の高い映画を上映してきた栄の名演小劇場が、2023年無期限休館になりました。一度行ってみたかったのですが残念でなりません。
まだ営業している姿が撮れたのがせめてものの救いです。やはり今楽しめることは今楽しまないと!

本文にTRI-Xで撮った写真は一枚もありませんが、最後に手元に残っていたフィルムがこれだったので、なんとなく記念に(;^ω^)

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Photographer based on Nagoya Japan. Born in Korea. Father of two. Husband of a Japanese woman. Street and Portrait photography lover. Software engineer. Simple person :)